皆さん、こんにちは!浦元です。
前回の「マイナスを掛けたら世界が反転する」という数直線のイメージ、脳のフィルターにバッチリ焼き付いていますか?
本日は、その基本性質を武器にして、実際に「一次不等式」を美しく解くための必勝ルーティンを伝授します!
「不等式の解(答え)」というのは、方程式のようなピンポイントの1つの数字ではなく、「数字の部屋(範囲)」丸ごとになります。
だからこそ、計算だけで終わらせずに、最後は必ずあの心構えを実践しましょう。
「問題の内容を表す図を描きなさい。
図が解き方を教えてくれます」
数直線の上に答えの部屋を描いてじっと観察する。この癖をつけるだけで、ケアレスミスは地上から完全に消滅しますよ!
Ⅰ. 一次不等式を解く3つのステップ
一次不等式を解く流れは、基本的には中学で習った一次方程式( = の式)とほとんど同じです。
ただし、最後の1歩だけに猛烈な罠が潜んでいます。次の3ステップを体に叩き込んでください。
① 【移行】: x のついた項を左辺に、数字の項を右辺に集める(※足し算・引き算なので不等号はそのまま!)
② 【整理】: 両辺をそれぞれ計算して、 「 ◯x < △ 」 の形にする
③ 【罠の関門】: x の前にある数字(◯)で両辺を割る。
➔ ◯ がマイナスの数だった場合は、世界が反転するので、不等号の向きをガバッとひっくり返す!!!
🌟 実際のパズルを観察してみよう!
【例題1】 次の不等式を解きなさい。 4x - 3 > 5
【解答(ルーティン発動)】
・ステップ①(移行): -3 を右辺に引っ越させます。
4x > 5 + 3
・ステップ②(整理):
4x > 8
・ステップ③(割り算): x の前にある「4」で割ります。4はプラスの数なので、世界はそのまま。
x > 2 ── (答)
【例題2】 次の不等式を解きなさい。 2x - 7 ≦ 5x + 2
【解答(罠の関門突破)】
・ステップ①(移行): 5x を左へ、-7 を右へ引っ越させます。
2x - 5x ≦ 2 + 7
・ステップ②(整理):
-3x ≦ 9
・ステップ③(割り算): x の前にある「-3」で割ります。出ました、マイナスです! 0を中心に世界が180度反転します!
不等号の向きを「 ≦ 」から「 ≧ 」へ大逆転させて、
x ≧ -3 ── (答)
💡 浦元流・観察の極意:「白丸」と「黒丸」の境界線パズル
解き終わったら、この答えの部屋を数直線の上に描く癖をつけましょう。
そのとき、数学の国には大切な「境界線のルール(図の描き方)」があります。
⚫️ 「 ≧ , ≦ 」(イコール付き:以下・以上)のとき ➔ 黒丸 で柱を立てる
⚪️ 「 > , < 」(イコールなし:未満・より大きい)のとき ➔ 白丸 で柱を立てる
黒丸は「その数字そのもの(境界線)も、自分の部屋にガッチリ含んでいるよ!」というド leader(リーダー)の印。
白丸は「その数字のギリギリ手前まで!その数字自体は部屋に入っちゃダメだよ!」という寸止めの印です。
この白丸・黒丸の図をノートにじっと描いて眺める視覚的な習慣が、今後の「共通範囲(かつ)」や「合わせた範囲(または)」という応用パズルを解くときの、絶対にブレない最強の羅針盤になります!
🌟 本日の腕試しコーナー
罠の関門(マイナスの割り算)に全神経を集中させて、次の不等式を鮮やかに解いてみてください!
【問題】 次の一次不等式を解きなさい。
5 - 2x < 11
✅ 解答と数直線の観察はこちら
【解答・解説】
・5 を右辺に移行します。
-2x < 11 - 5
・右辺を整理します。
-2x < 6
・両辺を「-2」で割ります。マイナスで割るので、不等号の向き( < )がガバッとひっくり返ります!
【答】 x > -3
🧠 図の観察:
数直線上の「-3」の位置に【白丸】の柱を立てて、そこから【右側の世界全体】にびーっと矢印を伸ばして部屋を作ってあげれば完璧です! -3 自体は部屋に入りませんよ!
🎯 今日のまとめ
「一次不等式は、方程式と同じ感覚で油断して解かない。
『最後の割り算でマイナスが出てきたら、100%の確率で世界をひっくり返す。そして答えは白丸・黒丸を使って数直線に可視化する!』」
これで一次不等式の基本の型は完璧にマスターできました。次回はいよいよ、複数の不等式が合体した「連立不等式」のパズルに挑戦します。図の観察力が大爆発する回になりますので、どうぞお楽しみに!

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